「変形性膝関節症の改善にはケアだけでなく“運動”が必須な理由」

膝の痛みは中高年を中心に非常に多く見られる症状です。
特に「変形性膝関節症」は、日本では高齢者の約半数に見られるといわれるほど一般的な疾患です。

整形外科で「変形がある」と診断され、湿布や鎮痛薬で経過観察をされている方も少なくありません。
また、整骨院やリハビリで電気治療・マッサージを受けている方も多いでしょう。

しかし、膝の痛みに対して**「ケアだけ」では十分な改善にはつながらない**ことが多いのです。


🔹 ケアだけでは不十分な理由

マッサージやストレッチ、鍼灸などの施術は、痛みや筋緊張を和らげる効果があります。
しかし「その時は楽になるけど、また痛くなる」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

その理由は、膝の痛みの背景には “筋肉の働きの不均衡”“動作パターンの乱れ” が存在するからです。

例えば、
・太ももの前側(大腿四頭筋)の筋力低下
・股関節や体幹の安定性不足
・足首の柔軟性低下
こうした要素が積み重なることで、膝関節に過剰な負担がかかり、炎症や痛みを繰り返してしまうのです。


🔹 運動が必須な理由

膝の痛みを根本的に改善するためには、運動療法が欠かせません。

  1. 大腿四頭筋やハムストリングスの強化
     膝を安定させ、衝撃を吸収する働きを高めます。

  2. 股関節・骨盤の安定性向上
     膝だけでなく体幹や股関節でしっかり支えることで、負担を分散します。

  3. 足首・体幹を含めた全身の連動性改善
     正しい歩行や階段動作につながり、日常生活での膝ストレスを軽減します。

これらを行うことで、痛みの軽減だけでなく進行予防にもつながるのです。


🔹 アジャスト上野 Training&Careでのアプローチ

当院では、
✅ 鍼灸施術で炎症や緊張を和らげる
✅ ファンクショナルトレーニングで全身を連動させた運動療法を実施
この2つを組み合わせたサポートを行っています。

「痛いから安静に」という考え方は、実は悪循環を招きやすいのが膝関節の特徴です。
安静にして筋力が低下すれば、さらに膝の負担は増し、痛みが悪化してしまう可能性があります。

だからこそ、ケアと運動の両立が膝の健康を守るために必須なのです。


🔹 まとめ

膝の痛みは「変形しているから仕方ない」と諦めてしまう方も少なくありません。
しかし、筋肉や関節の使い方を整えることで痛みを軽減し、進行を防ぐことは十分可能です。

鍼灸によるケアと運動療法を組み合わせたアプローチで、「動ける身体」を一緒に取り戻していきましょう。


📍 アジャスト上野 Training&Care(台東区上野・入谷エリア)
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