トレーニングの7大原則 

トレーニングに原則があるのはご存知でしょうか?

原則=ルールを守ってトレーニングを行った方が

断然成果は出やすくなります。

内容は基本的なことなので理解している方も多いと思いますが、

これからトレーニングを始める方、続けている方も基本に立ち返って

ご確認頂ければと思います!

 

 

 

 

①特異性の原則

 

生体は課せられた刺激に応じた適応をするといった原則で

トレーニングは刺激した部位や内容に応じて効果が表れます。

筋肉を大きくするには、効率よく筋肥大するようなトレーニング内容でターゲットの部位を刺激しなければならないし、

持久力を上げるには呼吸循環器系の能力を強化するトレーニングをしなければなりません。

 

また競技に特化した専門的なトレーニングだけでなく、

競技の基礎となるような身体的な能力を上げるトレーニング両方行うことで、

弱い部分を補い、怪我の予防と同時にパフォーマンスの底上げが期待出来ます。

 

 

②過負荷の原理

 

通常(日常)の負荷よりも高い負荷をかけその結果、身体がその強度に耐えられるようになることを過負荷の原理といいます。

トレーニングでも同じ負荷で続けていたら身体が慣れてしまい効果が表れにくくなります。

トレーニング効果を持続的に獲得するためにも負荷を高めながらトレーニングする必要があります。

 

 

③漸進性の原則

 

トレーニングを行う上で段階的に強度、負荷量を上げていくという原則。

動作も簡単なものから少しずつ難易度の高いものへと移行することが重要です。

トレーニングを行っても、筋力や柔軟性、スキルなど身体的な適応には時間がかかるので

その時の状態を確認しながら、強度の段階を上げることで効率よく成果を出すことに繋がります。

 

 

 

④意識性の原則

 

目的や方法を十分に理解して実施しなければならないという原則

何も考えずにトレーニングを行うのと、プログラムそれぞれの意義を考えて行うのとでは

獲得する効果に大きな差が生じます。

その為、トレーナーもしっかりと説明し理解して行って頂けるように留意しています。

 

 

⑤全面性の原則

 

トレーニングは部位や種目に偏ったものではなく、バランスよく強化しなければならないという原則

お腹周りが気になる、お尻を引き締めたいと言って、その部位だけトレーニングをすると

身体のバランスが偏り、逆に見た目が悪くなったり、動きが悪くなったり、怪我の原因にもなります。

全体的にトレーニングをすることで、身体の動かす為の筋肉、安定させる筋肉のバランスを改善し、神経系の働きを高め、トレーニング効果が高まります。

 

⑥個別性の原則

 

性別、年齢、体組成、生活習慣、運動歴、怪我の既往歴など

人によって身体の状態は異なります。

トップアスリートはやっている練習を運動初心者がやっても正しく出来ないことが多く、

また逆に怪我をしてしまうこともあります。

ひとりひとりに合わせてプログラムすることが大事になります。

 

⑦継続性(反復性・可逆性)の原則

 

トレーニングは一時的に行うものではなく計画的に継続、実施しなければならないといった原則

どれだけ自分に合った、優れたトレーニングでも数回やっただけでは成果はあらわれません。

定期的に反復することで、身体に変化が生じ、トレーニング効果も実感出来るようになります。

 

そしてトレーニング終了後はトレーニングの前の状態に向かって変化することを可逆性の原則といいます。

トレーニングをして成果が出てもやめてしまったら、身体は元の状態に戻ってしまいます

体型・筋力・体力を維持するためにもトレーニングを継続しなければなりません。

また短期間で獲得した効果が長期間で獲得した効果よりも短期間で消失するといわれています。

長期間の継続が力になります。

 

 

 

 

以上が7大原則になります。

トレーニングの効果を最大限に発揮するに為にも

正しい知識、認識を持って取り組んでいきましょう!

(参考文献:公認アスレティックトレーナ専門科目テキスト⑥ 予防とコンディショニング)

 

 

 

トレーニングについては他もご覧ください!

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パーソナルトレーニングのメリット・デメリット

パフォーマンスピラミッド

 

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