ファンクショナルトレーニングとは!?
アジャスト上野のパーソナルトレーニングは重い重量を挙げるようなウェイトトレーニングトレーニングではなく
ファンクショナルトレーニングを中心に行っています。
なので運動初心者の方から、スポーツ愛好家、プロアスリートまで体力レベルに応じてトレーニングを行うことが出来るのですが、
あまりご存知ない方もいると思いますので、今回はファンクショナルトレーニングについてご説明いたします。
ファンクショナルトレーニングのメリット
①機能解剖学に着目すると競技に関わらずファンクショナルな動作が競技力を向上させる。
②身体全体を連動しながらトレーニングすることで、偏りがないバランスの良い身体になる。
③身体に痛みがある場合は痛みを引き起こす動作の修正になり、
正しい動作を身につけることで根本的なセラピーになる。
④自重がメインなので、運動初心者でも始めやすい。
などが挙げられます。
なぜ、このようなメリットが出せるんでしょうか?
ファンクショナルトレーニングの定義
「スタビリティ関節とモビリティ関節が関節ごとに分離して機能し、キネティックチェーンにて協同して機能する。
その動作は3面運動であり、力の発揮の前に必ず力の吸収が行われる」
と、なっております。これだけだとよくわかりませんよね・・(笑)
ファンクショナルトレーニングには5つの原則があるので順を追って説明いたします。
①重力を利用する
ほとんどのスポーツや歩行など日常での動作は立った状態で身体を動かすことが多いと思います。
立った姿勢で常に身体には重力という外力が加わている為、
重力に耐える為に無意識に筋肉が活動をしている
ファンクショナルトレーニングでもその重力を利用し、
スポーツ動作や日常生活の動作に考慮して行っていきます。
②分離と協同
関節には大きくスタビリティ(固定)関節、モビリティ(動き)関節に役割が分けることが出来ます。
各関節ごとの適正な役割と関節可動域をうまく組み合わせて使っていくという考え方になります。
例えば、腰は固定の関節、股関節は動きの関節になります。
しゃがむ時に動きの関節である股関節を曲げれば身体の負担は少なくすみますが、
固定の関節である腰を曲げると痛めてしまうリスクが高まります。
なのでトレーニングにおいては体幹トレーニングで腰椎を安定させ、
股関節は曲げる、伸ばす、回旋させるなど組み合わせることにより
機能面を高めていきます。
そうすることで、しゃがむ動作が機能的に行いやすくなるというわけです。
これを各関節ごとに分離して機能面を促進し
協同、つまり組み合わせて適切に使うことで、パフォーマンスの効率を上げていくことになります。
③キネティックチェーン
運動連鎖とも言われています。
一つの動作をするためには複数の関節、筋肉が連動して働いています。
これも例ですが、力は地面→下半身→体幹→上半身の順に伝わります。
どこかが弱ければ、エネルギーが途中で止まってしまい、力の発揮が弱くなってしまいます。
その為、各関節、筋肉・筋膜の正常な働き、神経伝達などを踏まえた運動連鎖を意識したトレーニングが効果的なファンクショナルな動作を実現しパフォーマンスに繋がります。
④3面運動
スポーツ動作は立体的で矢状面、前額面、水平面の3面で成立しています。
頭を前後に曲げるのは矢状面、側方に倒すのが前額面、回旋するのが水平面です。
ファンクショナルトレーニングはマシントレーニングのような1方向に動かすものではなく
動作を立体的に捉えてトレーニングを行っていきます。
⑤力の吸収と力の発揮
力を発揮する前には必ず力の吸収が行われます。
ジャンプする時に軽くしゃがむ予備動作が力の吸収でそこからジャンプする動作が力の発揮だと捉えるとわかりやすいのではないでしょうか。
まとめ
これらの5つの原則が相互に関わりながらトレーニングを行うことがファンクショナルトレーニングという概念になります。
ファンクショナルトレーニングで身体の機能面を上げることで、
スポーツのパフォーマンスアップになり、
正しい動作が痛みの緩和に繋がり、
生活の質の向上になります。
やっていることは難しいことではなく、シンプルな動作の組み合わせなので、
運動初心者の方でも安心して行って頂けます。
トレーニングについて気になる方はぜひお気軽にご相談、
または体験トレーニングをご検討ください。
(参考文献 「ファンクショナルトレーニング」 著者 渡部賢一 鈴木岳 北川雄一 発行所 文光堂)
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