― 患部だけでなく「身体全体を整える」本当の意味 ―

肩が痛い、腰が痛い、膝が痛い。
多くの方が不調を感じたとき、まず「痛い場所」だけに目を向けます。

もちろん患部へのアプローチは必要です。
しかし、患部“だけ”を整えても、根本的な改善に至らないケースが非常に多いというのが、臨床の現場で日々感じている事実です。

なぜなら、痛みや不調の多くは
「結果としてそこに出ている」だけだからです。


■ 痛みは“原因”ではなく“サイン”であることが多い

例えば肩の痛み。

・胸郭の動きが悪い
・背骨の柔軟性が低下している
・骨盤や股関節が不安定
・呼吸が浅く、常に首肩で呼吸している

こうした状態が積み重なった結果、
最終的に肩が限界を迎え「痛み」として表面化します。

このとき肩だけをほぐしても、
本来の原因が残ったままなので、再発は時間の問題です。


■ 身体は「部分」ではなく「連動」で動いている

人の身体は、筋肉・関節・神経・筋膜が
全身でつながりながら一つの動きを作っています。

そのため一箇所の機能低下は、
必ず別の場所に負担として現れます。

・腰をかばえば、股関節や膝に負担がかかる
・足部が不安定なら、骨盤や背骨が代償する
・呼吸が乱れれば、自律神経や筋緊張に影響する

こうした「連鎖」を無視して患部だけを見るのは、
地盤が崩れている家の壁だけを修理するようなものです。


■ アジャスト上野が“全身を診る”理由

アジャスト上野では、

・筋膜のつながりを意識した鍼灸施術
・自律神経系へのアプローチ
・関節のアライメント調整
・ファンクショナルトレーニングによる動作改善

を組み合わせ、
**「なぜそこに負担が集中したのか」**を身体全体から評価します。

痛みを取ることがゴールではなく、
痛みが出にくい身体の状態を作ることが目的です。


■ 12月は「全身の乱れ」が一気に表に出る時期

寒さによる血流低下
年末の忙しさによる疲労の蓄積
自律神経の乱れ
運動量の低下

これらが重なる12月は、
全身のバランスが崩れやすい時期でもあります。

だからこそこの時期に、
「患部だけでなく、身体全体を整える」ことが重要なのです。

今年の不調を今年のうちにリセットし、
来年を軽やかな身体で迎えるために。

身体からのサインを、見逃さないでください。